2020年05月16日

Anti-Corona Swiss Blitzに参加しました

皆さん自粛生活はいかがでしょうか。やぶこーじです。

さて、ゴールデンウィークオープンもその他チェス大会も何もない日は続きますが、一方でオンライン大会は盛り上がりを見せているように感じます。
オンライン大会はlichessの大会機能を用いて行われますが、今までは制限時間内で取得したポイント数が最も多い人が優勝、というもので、通常の大会とは異なる形式でした。
しかしlichessが通常の大会と同じ形式である、スイス式の大会機能を実装(まだお試しなのかな)したので、それを用いたオンライン大会に参加してきました!昨日5/15夜開催で、レギュレーションは3分2秒の5R。

と言っても参加者を見て(レベル高っ!)と思って最初は見送りにする予定だったのですが、1Rを観戦しているうちに面白そうだと思って、2Rから参戦することにしました(なんという気まぐれさ…)

ざっと振り返り。

2Rはオンライン大会でお名前を良く見るkakkyさん。途中まで割と互角でしたが、最後運よくロイヤルフォークが刺さり勝ち。勝ちを拾いました。目標は1勝だったのでこれでもう良いなと思ってました。

そして3Rはものぽさん。オンライン大会では上位常連(のはず)なので、厳しい戦いになると覚悟してました。それなりに戦っているはずですが、ピースの働きに差が付き、流石にダメかと思ったところでブランダーが出て、咎めて勝利!まさかの2連勝。まさかの強豪を破るという事態に、奇跡としか思えません。

4Rはvefkmaさん。良く分からないまま指していたらキング周りがやばくなってきたと思ったら相手のQがナイトの利きの中に入り、Qを召し取って勝ち。いや流石にこれは運が良すぎますね・・・。
なんて言っていたら3.5/4.0で、なんか知らんけど優勝候補になっている・・・。

そして最終戦は・・・piyoko氏。いや何とかここまで来たけど、流石にこの人は強い、NCSレーティングも1950くらいなかったっけ。今回こそだめかも知れん・・・。と思いかける一方、勝ちさえすれば優勝だ!ということで奮い立たせます。ちなみにラウンド間のインターバルは1分なので、『未来への咆哮』を聞いて闘志を高めます。

この最終戦については少し解説しようと思います。

まずはスコッチで始まりました。

1. e4 e5 2. Nf3 Nc6 3. d4 exd4 4. Nxd4 Be7 5. Be2 d6 6. Nc3 Nf6 7. Be3 O-O 8. Qd2 Re8

9手.png

そして迎える9手目。ここでキャスリングをどちらにするかで方針がガラリと変わりますが、タイブレークの関係上ドローでも優勝の目はないので、勝ちに行くしかねぇ!と思い、ロングキャスリングから猛攻を仕掛ける方針を決意しました。そして、9.f3とし、g4およびh4の準備をします。

9. f3 a6 10. O-O-O Bf8 11. g4 Bd7 12. h4 Nxd4 13. Bxd4 c5 14. Be3 b5 15. h5 b4 16. Nb1 Qa5 17. g5


17手.png

もう両者後には引けません。白はナイトを取れますが、駒の損得より攻めのスピード。油断なりません。この辺でもう武者震いが止まりません(笑)

17...Nxe4 18. fxe4 Qxa2 19. g6 c4 20. gxf7+ Kxf7 21. Qd5+ Be6 22. Rdf1+ Kg8 23. Qd4 Rab8 24. Rhg1

24手白.png

これで次にRxf8から一撃メイトや…!

24...Rb7

24手黒.png

クッソー、気づかれた!
ここで、25.h6か25.Bh6かで悩み、g7地点での取り合いに強そうなh6にしたろ!と思って指しましたが、ビショップで行く方が正解でした。ちょっと解説すると長くなりますが、Rxf8からBxg7が決まって、最後discovered checkが出来るのがポーンとの違いです(そんなん残り20秒で読めるわけない)

25. h6 c3

25手目黒.png

あ、やべぇ・・・。焦る脳内。迫る時間。ギリギリで(ポーン消し去れば頓死しない!)と気づき、難を逃れます。

26. bxc3 bxc3 27. Nxc3 Qa3+ 28. Kd2 g6 29. Bh5 Bf7

29手黒.png

g6が争点となっているので、守ってきましたが、もうやるしかねぇ!と思い、Rで突っ込みます。本譜はキングで取ったためQd5でRを召し取れましたが、Rで取られたらまだ粘られてましたね・・・。指した直後に気付きましたが、Rで取られてもg6無理くないこれ!?と焦ってました(笑)。とはいえ、黒の白マスビショップは強力なので、このR切りはインバランス的にも悪くないんじゃないかなーと思います。

30. Rxf7 Kxf7 31. Qd5+ Ke7 32. Qxb7+ Kf6 33. Rf1+ Ke5 34. Qd5#

そして最後はそのままメイト!
・・・マジか、勝ってしまった・・・。信じられん。


というわけでまさかの優勝!

あんころスイス優勝!.png

素直にうれしいですねー。最近はあまり奮っていませんでしたが、biltzとはいえ結果を出せてよかったです。
なお2位にすごい強い人がいますが、2Rで勝負をしていなかった(?)かなんかでポイントが付かなかったようですね。

ぽんと氏を始めとした運営の皆様もお疲れ様でした。より実際の大会に近くなった気がします。

またぼちぼち頑張りたいと思います。


ちなみに最後の局面ですが、解析にかけたらBxg6!!がありました。実はどちらで取っても黒が一撃メイトになります。
ビショップで取るかポーンで取るかになりますが・・・
まず分かりやすい、ポーンで取った場合です。

30...hxg6 31.h7+Kxh7 32.Rh1+Kg8 33.Rh8#

ポーン取の場合.png

空いたhファイルからチェックして勝ちになります。h6に白のビショップが利いているので、Bh6の受けを許さないのがポイントですね。

30...Bxg6 31.Qd5+Kh8 32.Rxf8+Rxf8 33.Bd4+

ビショップ取の場合.png

ビショップで取ると、なんとも見事すぎるほど鮮やかに詰みます。空いたダイアゴナルからチェックして最後はあまり活躍しなかったビショップで仕留めます。

いやー残り10秒でこれに気付いたらもはや神の領域でしょー!2通りあってどちらも違った詰み方になるという・・・。GMだと流石に気づくんだろうけど・・・。これで決めてたらヤバかったですね(語彙力)
でもこういうのに気付けるようになりたいですねー。

ではでは
posted by やぶこーじ at 11:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月18日

人との接触を自粛する中でも

お久しぶりです。仕事が落ち着いてきて、またーりしてるやぶこーじです。

今回は対面接触が封じられている中のチェスの取り組みについて書きたいと思います。

皆様ご存じのとおり、COVID-19(新型コロナウイルス)が世界中で感染拡大しており、日本もその例外でない状況となっています。感染拡大対策として、「人と対面で接触しない」ことがメインに据えられています。特に3密(密閉・密集・密接)を避けろ、とよく言われますね。

ただし、人と人が会わないことにより、打撃を受ける界隈も少なくなく、ボードゲームもそのうちの1つです。
特に大会は密閉された空間で人が密集した状態で、対戦相手の人と距離が近い密接状態で行うので、3密フルコンボとなっており、それを避ける観点から中止が相次いでいます。
チェスに関しても世界ではcandidatesが開催途中で中止になったほか、日本でも東京チェス選手権やゴールデンウィークオープンが中止になっております。

一方対面(OTB)でチェスを指すことが出来なくなっておりますが、そのような状況下ではありながらも大会を楽しもうといろいろな企画が立ち上がっています。ここでは2つ取り上げようと思います。

ACOT

1つは「ACOT」です。ACOTは"Anti-Corona Online Tournament"の略で、コロナにより大会が中止された悲しみと怒りが込められたネーミングですね。これは3月以降毎週末土日、14:00〜16:00で開催されているイベントで、15分10秒のラピッドとなっています。
個人的に思った特徴として、
・高頻度で開催
・ラピッドという手軽さ
・開催時間内ならいつ参戦してもいつ離脱しても良い

ところが挙げられるかなと思います。参加者も毎回10名以上いるようで、盛り上がってますね。僕も先週参加しましたが、フラッと寄って指しつつもラピッドなのでそれなりに考えられたので良かったです。トーナメントでありながらも8x8のような、例会に参加する気分でも行けるのが良いですね!引き続き参加したいなと思います。

URLはこちら:https://anticoronaonline.wixsite.com/acot

NCSオンラインチェス大会

もう1つはなんと公式が開催するオンライン大会になります。これはこの時期を書いている4/18の夕方に実施されました。
今までのオンライン大会は基本的に非公式で行われているので、公式で実施することに驚いた人は多いのではないでしょうか。ルールはblitzで、事前に参加メールを送り、大会参加に必要なパスを受け取って参加するという形です。
45分間blitzをやり続ける(!)というハードな大会になりますが、これまたこれで楽しかったです。戦績は1勝2ドロー3敗と散々でしたが・・・。blitz難しい・・・。
ちなみに優勝者はやすでした、おめでとう!

オンライン大会入賞.png

なお、オンライン大会の取り組みは今回にとどまらず、まだまだやるそうなので、時間が合えば参加したいですね!今回はライブ配信を使った、FMによる実況もされていたので、観戦した方も楽しめたのではないでしょうか。

URLはこちら:https://japanchess.org/2020/04/online-chess/


どちらの大会もオンライン対戦サイト「lichess」でやっておりました。参加予定の方は登録しとくと良いかもです!

チェス大会が中止になって不満がある人も多いかと思いますが、このような取り組みがあるのは希望だと思います。
COVID-19はチェスという文化に対する脅威であると同時に、今までにないあり方を示す福音でもあると言えるのではないかと思います。このような状況でもチェスを楽しむ心を持って過ごしたいですね。

ではでは
posted by やぶこーじ at 19:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

West Express 銀河の詳細発表

お久しぶりです。
ただ今本郷ではNJさんの送別会が行われているはずですが、参加メールが迷惑メールに入っていたために今日まで全く気付かなかったヤブコージです。悲しみ

さて、それとは裏腹に(?)、JR西日本から、新しい特急列車、『West Express銀河』の運行が遂に発表されました!鉄道ファンとしては楽しみなところはあります。

しかしチェスブログなのになぜ鉄道の話なのかと言いますと、

この『West Express 銀河』にはなんと車内にチェス盤がある!!!

しかもテーブルに埋め込まれたチェス盤が!
つまり、流れゆく景色を見ながら安定した盤の上でチェスが指せます!
写真はページ下部の参考文献を参照

公園や街中でチェス盤が埋め込まれたテーブルは、ヨーロッパやアメリカ各地の公園にありますが、特急車内というのは恐らく世界でも初ではないでしょうか。
誰かやろうぜ(唐突)

以下運行詳細です。

【運行開始日】2020/5/8

【運行区間】2020年9月まで:京都・大阪〜出雲市(夜行)
      2020年10月から:大阪〜下関(昼行)

west express.png
(移動ルートは予想です)

【座席】普通車指定席・普通車グリーン席・グリーン個室の3種

ちなみに気になるお値段は、普通車指定席であれば特急料金のみで行けるので、大阪出雲市間であればおよそ1万円(サンライズ出雲参考)と思われます。同じ特急でJR西日本がやっている超高級の『瑞風』がありますが、こちらとは異なりリーズナブル!

つまり、
チェスを指せるスペースと寝られるスペースがあり、かつ大阪から出雲まで移動できて1万円
これは神ですよ、神

あるいは下関まで行ってフグを食べ、そのまま九州行ってしまうのもいいですね!

なんとしてでもどこかで乗りに行きたいです!
ちなみにほかのボードゲームもあるようです。

ではでは

【参考文献】
JR西日本プレスリリース
https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/11/page_15269.html

乗り物ニュース
https://trafficnews.jp/post/93256
posted by やぶこーじ at 22:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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