2015年04月16日

ルーブル美術館展

こんばんは。早くも4月が半月経ってしまいましたね。みなさん新環境に慣れてきましたか?

さて、先日4/12、乃木坂にある国立新美術館で行われた、ルーブル美術館展に行ってまいりました。
僕みたいな芸術や美術と縁がないしここ1年以上美術館に行ってない人間が突如として行くのにはわけがありまして、『チェス盤のある静物』という絵画があるためですね。もとはと言えばCQさんのツイッターを見て突如として行こうと思ったのがきっかけでした。

当初は自分一人で行こうかなとか考えていたのですが、rumに何気なく話したところ、乗り気だったので、更にQuとmsidnfさんを呼び計4人で行きました。

以下絵画に関するネタバレ含みます

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タグ:美術 チェス
posted by やぶこーじ at 22:22| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

電王戦最終局を考察してみる2―――COMと人間

さて、今回の出来事をどう考えるべきなのか、twitterでの反応やニコ生のコメントを見ると盛り上がっている点はいくつかあると思えます。そこで4つに分けて考えていこうと思います。
※これから先は個人の意見です

1.プロが欠陥を知って、その局面に誘導して勝つことの是非
2. 開発者の投了宣言の是非あるいはタイミング
3.コンピューターと人間の違い
4.将棋のコンピューターソフトの開発はどうなるのか

1.プロが欠陥を知って、その局面の誘導して勝つことの是非

このことに関し、プロとして欠陥を知ってそこを姑息に攻めて勝つのはいかがなものか、という意見と、プロならば欠陥を知って研究して勝つのは当然の姿勢だ、の二つの意見に割れているように感じますが、僕は後者を支持します。プロは勝つことを何よりも優先すべきであり、ルールに従っている限りは何をしても良いと思っています。
仮に阿久津八段がその誘導手を指さずに負けた場合、どのような反応になるか興味がありますが・・・。

2.開発者の投了宣言の是非あるいはタイミング

「早すぎる」「投了宣言すべきではない」との意見がありますが、僕はこのタイミングでしてしまって良いのではないかと思います。誘導された悪手をソフトが指した以上、メタられているのは明らかであり、相手はプロなので確実に捕獲されるでしょう。それを分かっていながら指し続けるのは相手に対し失礼ではないかと思います。

3.コンピューターと人間の違い

今まで、コンピューターはひたすら手を計算して先を読み、直感や感覚といった人間特有の要素が無い、という違いは言われてきたことだと思いますが、それ以外の特徴の違いが露呈した点で興味深いと思いました。
ここで、TUCCの後輩のツイートに僕も共感したので、載せようと思います。

一応プロとして、自分の読みじゃなくて相手の悪手に依存するのは問題かもしれないが、相手の手に期待してしまうのがCPUにない人間の特徴だし、強みでもある(と思う)。

「相手の性質から手を予測する」ことは、現在コンピューターにはできないことですね。これは序盤の戦法選択や、中盤の指し回しと密接にかかわってくる点だと思っています。
将棋ですと攻撃的な戦法が好きな人もいれば、受けに受けて攻めをしのいで反撃する戦法が好きな人がいて、チェスではtacticsが起こってもおかしくない激しい局面が好きな人がいれば、ポーンで閉じた局面が好きな人がいるように、相手の性質に応じて手を研究するということは人間にしかできません。「プレパレーション」ですね。
また、Ponanza開発者の山本さんのツイートも載せておきます。

△28角戦法は将棋ウォーズのPonanzaに対して膨大な試行錯誤から産まれた手順だと思います。
そういう意味では無数の将棋ファンの力に今回は負けたという印象です。


これも同じことを言っているのかなと思います。この人間にしかない特徴が露呈したのが今回の対局だったと思います。

4.将棋のコンピューターソフトの開発はどうなるのか

おそらく、将棋のコンピューターソフトの開発はスポンサーなどがついてのことであり、また、今回の電王戦のような企画があるからこそ盛り上がってきたのではないかと思っています。しかし今回のことで、スポンサーが将棋ソフトの開発を見限ってしまうのではないかと心配しています。
これもまたソフトの特徴であり、それを理解した上でスポンサーを継続してほしいなと思います。より強いソフトが開発されることで、今現在チェス界では普通のことである、「解析をしてより良い手を探す」ことがしやすくなり、人間の棋力の向上に役に立つと考えるからです。
もっとも、ソフトとうまく付き合っていくということが必要にはなりますが・・・。


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とまあ、個人的に思ったことを書いて見ました。
今回の敗北に対しいろんな意見を持っている人は多いと思いますが、何はともあれ人間とCOMの特徴の違いが一つ明らかになり、人間とコンピューターの関係という点ではまた一つ進歩したと思います。

もしかしたらチェスのソフトにも程度の差はあれ、似たような欠陥があるのかもしれませんね。

ではでは
タグ:将棋
posted by やぶこーじ at 12:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

電王戦最終局を考察してみる1―――波乱の結末

記憶が薄れないうちに書いてしまおうと思います。

電王戦最終局が、本日4/11の11時台に終わるという珍事が起きました。人間VSCOMの激しい激突の起こるこの試合で、何故こんなに早く終わってしまったのか、その原因が非常に興味深いので、記事にしようと思います。チェス勢でもわかるように、書いていきます。

まず、今回のソフトは『AWAKE』。
少し前に、「100万円チャレンジ」という、この「AWAKE」に勝利すると100万円もらえるという企画がありました。挑戦者はアマのみですが、もちろん勝てる人はほとんどいません。ところが、そのチャレンジで、ソフト『AWAKE』の欠陥があぶりだされました。

そして、その欠陥を対局者である阿久津八段が使用しました。ではその欠陥とは…

問題の局面はこちら

AWAKE.png

AWAKEが△2八角と打ったところです。

実はこの角は大悪手。一見先手陣に馬を作ることができ良い手のように思えますが、香車に逃げられた後、動きを封じられ、最後飛車を1段目に持ってこられると捕獲されます。
チェスで言うなら、「piece trap」ですね。

プロレベルの強さの人間であれば、この手を最初考えたとしても、その先を読んで捕獲されるから指さない手です。いわんやコンピューターをや・・・と考えたいところですが、何故か指してしまった。そう、それが欠陥です。そして、それを指した瞬間、開発者が権限で投了しました。

そしてもう一つの問題はここに至るまでの手で、先ほど述べた、「100万円チャレンジ」でAWAKEはこれとほぼ同じ局面になり、その後馬を捕獲されて負けています。つまり、人間が欠陥を見つけだし、その後プロがその欠陥局面に誘導して勝った、別の言い方をすればAWAKEをメタって勝った、ということです。

ここまでの流れを整理すると、

100万円チャレンジでAWAKE(ディープブルー)が特定の局面で角(Queen)が捕獲(trap)される悪手を指すことが判明

電王戦(コンピューターマッチ)でプロ(GM)がそのことを知って研究し、その局面になるよう誘導するよう指した

AWAKEは誘導にハマり、同じ悪手を指し、開発者が投了を宣言

ってことです。()内に置き換えればチェス勢も今回の事態が分かるかなと思います。
次の記事で、今回の出来事がどのような波紋を呼ぶか、どう考えるべきか僕なりに考えていこうと思います。
タグ:将棋
posted by やぶこーじ at 12:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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