2018年02月25日

カーリング 〜比喩としてのチェス〜

こんばんは。最近家では寝てばかりな気がするやぶこーじです。

 さて、本日で2018年、平昌冬季オリンピックが終わりますね。様々な競技で激戦が見れました。さて、今回はその競技のうちの一つ、カーリングについて書いてみようと思います。まずはカーリング女子日本代表が銅メダル取ったということでおめでとうございます!銀メダルを取った、メガネ先輩率いる韓国とならび、アジア勢初の表彰台はめでたいです。

 藤澤選手の穏やかな感じとメガネ先輩のカリスマ性の対比もまた面白いです。

 さて、カーリングは「氷上のチェス」とも呼ばれているそうです。
 というわけで今回は何で「氷上のチェス」と呼ばれるのか、一チェスプレイヤーとして考察してみようと思います。

といってもそもそもカーリングってどういうゲーム性を有するスポーツなのか、まったく知らないのでそこから入ろうと思います。

Curling_rink_om.png

 カーリングは10ラウンドあり、各ラウンドにおいて交互に8つストーンを滑らせられるものとなっております。そして上の図の円の中心部になるべく近いところを狙うゲームとなってます。

 そして、特徴的なのは、より中心に近い場所にストーンを配置したチームにしか得点が入らないという点です。得点の入り方については例がこちらのサイトにありますので、見てみるといいと思います。
http://t-world-t.net/curling/score.html

 つまり、中心に近いチームが大正義ということになりますね。いかに自分のチームのストーンを中心に寄せ、相手チームのストーンを外に弾くかが大事であると。

 相手チームの思惑をいかに妨害し、自分のチームの思惑を通すかという点が重要なのは、チェスと似通う部分が多そうです。石の配置や氷の滑りやすさの状況から戦略を立て、状況が変わるごとに戦術を駆使して自分チームにとって最も良い場所に石を配置する点が重要になってくるのでしょうか。最初にガードストーン置くのも定跡っぽそうです。

 円の中心にストーンを置くというシンプルな目標ではありますが、それに向けじっくり考えながら次のストーンの置く場所を決める、というのはキングをチェックメイトにするというシンプルな目標ではありますが、それに向けじっくり考えながら次の一手を決めるチェスにかなり近いところがありそうです。

 また、カーリングは1試合2時間半にも及ぶ長丁場です。これまたチェスの公式大会に近いところはあります。60分30秒の試合ですと同等かそれ以上になることも珍しくありません。

・・・色々グダグダ書いてきましたが、要約すると

・ターン制
・目標はシンプル
・場面の状況を常に読む必要がある
・長丁場
・高度な戦略と、複雑な状況にも対応できる戦術が要求される

というゲーム性が、チェスに近いところがあり、「氷上のチェス」と呼ばれる所以なのかなと思いました。

ところで、チェスというゲームは他にも比喩として使われることがあります。

 例えばロードレース。これも「チェスのような競技」と言われることもあります。「ツール・ド・フランス」という言葉は聞いたことあるのではないでしょうか。ロードレースを簡単に言えば、集団で数日間チームとして自転車に乗り、最後ゴール付近でエースが抜け、エースの順位でチームとしての順位が決まります。最後の順位付けはシンプルです。しかしこの競技、競技者の体力もさることながら地形、気温、天気等刻一刻と変化する条件に応じて柔軟に対応を考える必要があります。
 また、最後誰をエースとして出すか、他チームの状況はどうなっているのかについても非常に重要な要素となりますね。

ロードレースについても

・目標はシンプル
・場面の状況を常に読む必要がある
・長丁場
・高度な戦略と、複雑な状況にも対応できる戦術が要求される

これらの点について要求されるというのはチェスに近いところがあります。優位に立つために、肉体的な強さだけではなく、非常に高度な頭脳戦を制する必要があり、そのウェートの高い競技が「チェス」を比喩にして言われるのでしょう。

 普段何気なくチェスを指してますが、「知能競技の象徴」と思われているという一面を改めて感じたオリンピックでした。

ではでは

〜おまけ〜

「チェスは盤上のカーリングだ!!」と言い出すと多分こうなる↓
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ぼく(こちらは知能のかけらもないな・・・)
???「そだねー」
posted by やぶこーじ at 18:04| Comment(0) | チェスネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月29日

Chess in Britain (2)

さて、(2)ではロンドン各地で見たチェスを載せて行こうと思います。

では早速。

ロンドン塔いう観光名所があります。中は中世の街並みのようになっており、タイムスリップしたかのような感覚になります。

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中世ロンドンでチェスが指されていたという資料が残っています。真ん中の写真は一体何の駒なのか・・・。もしかしたら現在のチェスにはない駒かもしれません。

また、いろんな種類の独特なチェス駒が売ってありました。なお高すぎるので買えるはずもなく・・・。

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また、ジム・トンプソンというローストビーフ店がありますが、チェスとのかかわりがあるのか、店の前には展示がされておりました(ノリで行ったら想像以上に高級な店で焦りました)。

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そして9と3/4番線で有名なキングスクロス駅ではハリーポッターのチェス盤が売っておりました。日本円で8000円程度なので、社会人の方でロンドン訪れる機会があれば買ってみるといいかも!?

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また、百貨店の紳士コーナー(!)で変わったチェス駒が売ってありました。紳士のスポーツとされているのでしょうが、売場がこれでは女性がやりづらいのではとやや残念。

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そして最後は大英博物館にある、「ルイス島のチェス駒」です。いつぞやの大英博物館展でも見たので初めてではないですが、何度見ても良いですね。日本語のパンフにあるほど有名なので、周囲には日本人も結構いました。

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ざっと紹介しましたが以上になります。チェス勢のロンドン観光の際はこういったところを巡ると良いと思います!

ではでは
ラベル:チェス 遠征
posted by やぶこーじ at 22:26| Comment(0) | チェスネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Chess in Britain (1)

こんばんは。
いよいよ社会人になるのを待つだけとなってしまったやぶこーじです。

ところで去る3/12-3/19、卒業旅行できんモザの聖地イギリス、ロンドンに行っておりました。イギリスと言えばご存知歴史のある国であり、チェスが流行した国でもあります。

そのロンドンで、チェスに関するものをいろいろ発見したのでまとめていきたいと思います。イギリス行ったときにチェスもやりたいと思う方の参考になれば幸いです。

友人と来ておりましたが、1日だけ別行動の日を作ってあったので、主にその日を利用してチェス成分を回収しました。
(1)は僕がロンドンでチェスをしたこと
(2)はロンドン各所で見たチェス関連の物
の2部構成となっています。本記事は(1)です。

別行動の日、小島さんややまびと、rumに教えてもらった『Chess and Bridge』に向かうべく、レンタサイクルで爆走して向かいました。その店は地下鉄の駅から遠目だったので、自転車が役に立ちました。
そして昼2時くらいに到着。

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店の前にはチェス盤が二つあって指せるようになっているほか、店内は様々な書籍があり、技能別、オープニング別に分かれており、充実さに驚きました。
しかし、店内の客は僕一人・・・。そう、僕はせっかくロンドンまで来たのだから、現地の人とチェスを指したいという目標を持っておりました。もしかしたら奥に道場とかあるのかもと思い、店員に聞きました。

僕「すみません、ここでチェス指せるスペースありますか?」
店員「前のチェス盤2つだけだね〜」
僕「(うーん)このロンドンで、他のチェスできる場所ってありますか?」
店員「Holland parkってとこだとチェスクラブが時々活動してるらしい」
僕「ありがとうございます(スコアブックを買う)」

と有力な情報を得たので早速向かいます。そのせいで店内の写真を撮り忘れましたorz。地図で調べるとChess and Bridgeから西に8km!ちょっと遠いですが時間がまだあるので向かいます。地下鉄の駅まで向かうのが面倒という理由で自転車を飛ばして移動。

40分ほどで到着。なかなか綺麗な公園です。
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そして案内板を見ると大きなチェスボードがあるということで、向かいます。大きい公園なので苦労しましたが、見つけました。

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なかなか大きい!しかしプレイしている方はおらず・・・。ジャイアントチェスやってみたかったです。ちなみに左下には設立者とか書いてあります。意外と最近。

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とはいえ誰もやってないのではチェスできません。ここで諦められなかった僕はしばらく公園内をうろうろすることにしました。公園内カフェで食べたチョコブラウニーがめっちゃうまかったのを覚えています。

そしてうろうろすること1時間・・・

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!!

チェスを指している方を発見!

僕は意を決し、なけなしの英語力とコミュ力を振り絞って、「僕とチェスして頂けませんか」と聞いたところ、「OK」との返事だったので、始めることに。

5分切れ負け2回のBlitzでしたが、結果は1勝1敗。Blitz苦手なのが悔やまれます・・・。しかしその後「日本から来た」というと、彼らは将棋についても良く知っていたようで、将棋とチェスのゲーム性の違いについてしゃべってました。
なんだかんだ合計1時間強彼らと一緒に話してました(笑)。そうこうしているうちに6時になり、彼らが、「このあと公園の近くのカフェでみんなで集まってやるんだけど、君も来ないか」と誘って下さったのですが、友人と合流しないといけなかったので乗れず。そこは残念でしたが、飛び入りで来た日本人を誘ってくれる紳士さに驚いたのと、現地の人とチェスを指すという目標が達成できたので満足でした。

海外大会でチェスを指すのも楽しいですが、野良チェスで交流を図るのもまた非常に楽しいなとニューヨーク以来改めて感じました。

彼らのうちの一人とツーショット撮りましたが観たいという方は今度会ったときにでも(需要ない)

(2)に続く
ラベル:チェス 遠征
posted by やぶこーじ at 21:59| Comment(0) | チェスネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする